南三陸からきたふくろう

suzuya

2011年12月06日 17:02

今日は僕たちフクロウの紹介をさせてください。

僕たちは生まれは南三陸。はるばる袋井の地まで飛んできて、支援の架け橋の役を仰せつかっておりまする。

南三陸の高橋さん。自動車や農機の部品工場を営んでおりました。地震と津波とで家も工場も流されましたが、幸い従業員たちは命をつなぎました。中古のプレハブを買い、工場のあったところに建てました。雇用も大事ということで一度皆で集まりはしましたがもちろん機械もなくすぐに自動車部品の生産をはじめる事は出来ません。

とりあえずせっかく皆で顔を合わせたのですから何かを作って売ろうではないか、ということではぎれで作ることのできる僕たちフクロウを作り出したということなんです。

ただ、まだ売り先が決まっていたわけではありません。

(ふくろう大集合!ふくろうは福をよび朗らかになる福朗なんだって。苦労知らずの不苦労だったりもするんだって)

そんなところに袋井で写真洗浄をしているすずやが電話で登場します。

なんで出てくるかというと実は7月頃にすずやたちハートプロジェクト静岡写真洗浄隊は高橋家の写真アルバムを洗浄していたのです。高橋さんからのお礼状が来たり、お礼状へのお礼の電話をしたりという何度目かの話の中でふくろうの置物の話がでたのです。その時すずやはこう言いました。「ふくろうですか。ここはふくろいですよ。まがりなりにもふくろうはふくろいの市の鳥ですよ」そうです。ダジャレです。親父ギャグです。

こうしてひょうたんからこまといいますか、これもなにかの縁といいますか袋井で南三陸産のふくろうの販路を探すお手伝いをすずやとそれに賛同する人たちがぼちぼちと始めました。

(津波後三陸の海岸で拾い集めた流木に乗るふくろう ¥800)

ご覧になっている皆さんへのお願いは、①ふくろうを買ってください。②大量販売先を紹介してください。ということです。
高橋さんとこの工場も未だしばらくは法律や条例の整備待ちだったり融資待ちだったりなかなかすぐに復興とは行かないのが現実のようです。しかし高橋さんご本人や従業員さんたちはやる気です^.^応援したくなっちゃうというもんじゃないですか。

(津波後の海岸に打ち寄せられていた貝殻に乗るふくろう自筆メッセージ付にっこりタイプ ¥800)

ふくろうのデザインについてもいろいろ話をしています。すずやの提案した負けないぞという意思をこめた炎の瞳バージョンは高橋さんがすまなそうに「みんな(従業員さんたち)が、それじゃぁ怖くてかわいくなくなっちゃうっていうもんで…」とやんわりバシッと却下されました^0^

(ケータイ根付ストラップタイプ ¥500)

現在までにも会員の皆さんにと200個の注文をいただいたり、 ⇒じゅんじゅんさんのブログ のようにイベントで販売用にと50個ほど買っていただいたり、袋井丸凧保存会様が新年のイベント用にと50個注文してくださったりしています。より多くの方々にご協力いただきあちこちでふくろうがかつやくするといいなと思っています。

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