suzuyaのカメラ屋ブログ

被災写真洗浄をやっている人ならみんなわかるであろう写真乾燥の苦労が軽減します。

写真乾燥機―手づくり版―です

箱の上に穴をあけて、ドライヤーをさしてあるだけです。たまたまルームランナーの動かないのが家にあったこと。たまたま発明おじさん（父、　⇒浜松発明研究会　所属）が家にいたことでベルト上を自動で搬送されるタイプの乾燥機ができました。

手前で作業しているのがそれです。画面右側から写真をいれると約１分かけて左まで移動しその間ドライヤーの温風を浴びるというしくみです。写真はあらかじめできるだけタオルで水気をとっておきます。写真が乾燥してくるとカールしたり風に舞いやすくなりますからあらかじめ重石をしています。ボルトナットを載せたりしています。

意外とちゃんと乾きます。写真表面非接触型なので画像部分が損傷している物でもそのまま流せます。ただ、乾きの悪い物などは複数回通す必要があります（昨日は６－７回通したものもあった）。

少なくとも数日置きっぱなしで乾燥させる必要はなくなりますから、一定の場所で短時間（２－３時間とか）洗浄活動ができるんじゃないかと思います。発明王はさらに簡易版（ベルト搬送式でなく、手動式など）の開発を急いでいます。電気工作などが得意な方ぜひ試してください。またいいアイディアなどありましたらお教えください。ヒューマンパワーとイノベーション、基本的な前進の必要条件ですわ。