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CD-Rなどの寄付をいただきました。

写真洗浄活動については当初、梅雨の時期は越えられないんではないか、写真がもたないのではないかと思っていました。5月ころは間違いなくそうだと思っていました。

実際は今現在7月の半ばを過ぎても写真洗浄活動は続けられています。震災後それほど日を置かずに引き上げられたアルバムなどが屋根の下などに保管され雨露をしのぎ結果的に泥がついているものの乾燥はしているという状態のものが現在でも洗うことのできる=救うことのできる写真になっているのです。

そういう意味では写真は(いわゆる銀写真=お店プリントは)本当に強いものだと思います。家庭用のインクジェットプリンタでは水に浸かったものはほぼ例外なく滲んでしまっている、顔の判別ができない、ということからしても写真は強いものだと思いました。

しかし、そうはいっても海水と海の泥に浸かったままの状態で長く置かれたものはもういけません。ケーキの上にゼリーで描いた絵の用に画像がドロリと流れていってしまいます。また4-50年前の白黒写真なども砂絵のように印画紙表面に乗っているだけで手で軽くこするだけで画像が取れてしまうものも多く見られるようになりました。

そういったものの多くは画像そのものが判別できないほど表面が痛んでいるものが多いのですが一方洗うことや触ることはできないものの現状では画像が確認できる=例えば写っている人の顔が判別できるものもあります。

こういう写真に関しては洗って画像を流してしまうよりもそのまま返却した方がまだましではないかということでそのままのアルバムの形で返却するようにしています。しかしそのままではもちろん写真はどんどん劣化していきます。

そのためその救済策としてアルバムページをそのまま複写してデータを添付して返却するという作業を加えるようになりました。カメラや複写台撮影技術やCDに書き込む道具やそれらができる技術が必要ですからこれはもはや「みんなができるボランティア」の範疇を超えてしまうものではあります。

そしてその量は日に日に増えてしまっているものでもあります。
CD-Rなどの寄付をいただきました。
先日の一日の活動の中にもこれだけのCDになるそうした写真が出てきています。

写真洗浄活動が時間との闘いであるというのは、こういうことです。僕たちのこの地での写真洗浄活動は7月31日の活動をもっていったん終了する予定です。

活動に参加してくださっている方(だもんで星人さん)がネットの書き込みで活動の紹介とともにCDの寄付を呼びかけていただいたそうです。ウチに二人の方からの荷物が届きました。
CD-Rなどの寄付をいただきました。
埼玉県所沢の近藤さんと
CD-Rなどの寄付をいただきました。
愛知県名古屋市の梶原さんです。

こんなところでもいろいろな人とつながって実に面白い。あ、CDとかはもう大丈夫です。別のところからもいただきましたし今回の活動には充分足りるようになりました。

タグ :写真洗浄

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